アートタイル教室 MAHALO

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アートタイル教室

イベリア半島を征服後781年間続いたイスラム王朝時代に伝わり今日まで継承されてきた工芸技術のひとつがスペインタイル絵付けです。

油脂にマンガンを混ぜた溶液あるいは鉛筆で輪郭線を描き筆やスポイトを使って釉薬を入れていくクエルダセカ技法を軸に、皿や立体小物、スペイン(マニセス)直輸入の釉薬と顔料を使ってタイル絵付けを楽しんでいただけたらと思います。

教習内容と各技法の詳細はレギュラークラスのカリキュラムページを御覧ください。 カリキュラム内容についてのご質問はお問い合わせフォームあるいはお電話で直接お願い致します。
  • 絵付け体験、フリータイム、レギュラー、どのクラスも予約制になります。
  • 毎日10時開始から22時終了までクラスごとの時間割りはありません。お席が空いていれば御希望の曜日と時間に予約ができます。毎月違う曜日と時間も可能です。
  • キャンセルは前日の午前中までに必ずお知らせください。当日のキャンセルは次回1,000円のご負担とさせて頂いております。ただし地震や積雪などの自然災害、急病、事故の場合はこの限りではありません。
  • お支払いは現金です。クレジットカードは御利用になれません。
  • 最終受講日からご連絡を頂けないまま一年間を経過した作品は完成未完成を問わず処分させて頂きます。
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絵付け体験クラス

時間 2時間30分
料 金 4,000円
  • 受講料金にはタイル代金+タイル焼成費+設備費+消費税が含まれています。当日のお支払いになります。
  • 親子で参加される場合は小学生以上高校生までのお子様お一人につき1,750円です。
  • 体験作品は10×10cmあるいは7×7cmのコースター1枚と5×5cmあるいは3×3cmのミニタイル1枚になります。
  • 工房で用意した図案からお選びください。
  • 胸までのエプロンをお持ちください。
教習内容
  1. 図案を選びカーボン紙を使ってタイルに写します。写した線を鉛筆でなぞり濃い輪郭線にします。
  2. 液体の釉薬をスポイトに吸い上げて輪郭線の内側に流し入れます。幅が狭かったり鋭角の部分には筆を使います。
  3. 輪郭線から釉薬がはみ出してしまった箇所、釉薬の上に別色が被ってしまった箇所を鉛筆で修正します。釉薬の乗りが薄い場合にはもう一度流し入れ全体の厚さを揃えて終了です。
  • ※釉薬を素焼きタイルに流し入れると水分を素早く吸い込み表面には固まった釉薬だけが残ります。この釉薬の厚みが均等で1mm程度が理想です。
  • ※絵付けが終わったタイルはおよそ24時間乾燥させてから窯入れします。スペイン製の釉薬は約980度で溶け始め時間をかけて焼成したのち窯の温度が下がりきるのを待って取り出します。季節によって変わりますが概ね二日かかるため絵付け当日のお渡しは出来ません。御都合のよい日に受け取りにいらっしゃるか着払いでの発送になりますので御了承ください。
(C)MAHALO|アートタイル教室
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フリータイムクラス

内容 カリキュラムの抜粋やオリジナル図案での作品を自由に制作
料 金 2時間30分
1回 4,500円
曜 日 月・火・水・木・金・土・日
時 間 10:00~22:00
  • 受講料金にはタイル焼成費+設備費+消費税が含まれています。当日のお支払いになります。
  • タイル代金は含まれていません。大きさと枚数によりその都度お支払いください。
  • 受講時間の延長は30分500円です。
  • 絵付け体験クラスが終了している方ならどなたでも受講できます。
  • 胸までのエプロンをお持ちください。
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教習内容
お好きな時に受講できます。
プレゼントなどを一日で完成させたい方、カリキュラムに関係なく自由に制作したい方には最適のクラスです。
難易度が高い作品も完成まで丁寧に御指導しますので初心者の方でも心配ありません。レギュラークラスで使用していない釉薬や顔料もお使いいただけます。
材料費(消費税込みの価格)
  • 白色素焼きタイル:10×10cm/200円、10×20cm/400円、15×15cm/450、20×20cm/800円
  • 白色素焼き丸皿:12.5cm/500円、16.5cm/900円、27cm/1800円
  • 素焼きレリーフタイル:10×10cm/500円、15×15cm/1100円、粘土/1グラム1円

    ※<スペインタイル ラ・ガジェータ 依志京香>さんの手作り品を仕入れています。白色と赤茶色があります。

  • インターネットや店頭で手に入りますがお急ぎの場合に工房でもお買い求めいただける参考商品
    ・木製額(15cmと20cmのタイル用二種類を各4色) :1500円
    ・アガチス材鍋敷き(15cmのタイル用)(タイル交換が出来ます) :4000円
    ・時計用ムーブメント(針は選べます) :1セット2000円
    ・鉄製フレーム(黒色白色):15cmタイル用/4230円 10×20cmタイル用/4540円 20cmタイル用/5290円

    ※鉄製フレームは<スペインタイル ラ・ガジェータ 依志京香>さんを通しての外注になります。組みタイル作品用の各種サイズも注文できます。
    ※上記の参考商品の価格と規格サイズ等は予告なしに変更されることがあります。

その他の素材
レギュラークラス上級とフリータイムクラスに低価格で提供している素焼きの箸置き、一輪挿しその他の小物素材については手作り品のため入荷が不定期です。数量に限りがあり、サイズやデザインも多少異なります。

※制限がありますが素焼き小物の持ち込みを許可しています。

レギュラークラス

内容 初級、中級、上級
料 金 2時間
月2回 5,000円
月3回 7,500円
曜 日 月・火・水・木・金・土・日
時 間 10:00~22:00
  • 受講料金にはタイル焼成費+設備費+消費税が含まれています。
  • タイル代金は含まれていませんので大きさと枚数によりその都度お支払いください。
  • 前月の最終日に翌月の月謝を納めてください。受講は翌月に繰り越すことは出来ません。一旦ご入金いただきました受講料の払い戻しは致しませんのでご了承ください。
  • 受講時間の延長は30分500円です。
  • 受講曜日と時間帯は毎回変更できます。
  • 胸までのエプロンをお持ちください。
  • 年末年始のお休みについてはお問い合わせください。
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教習内容
鉛筆での線描きと釉薬の扱いなどの基礎を初級で、中級と上級では図案の持ち込みが可能になり、輪郭を際立たせる黒色オイル、化粧泥を使っての線描き、タイルを何枚か使って連続図案を描く組みタイル、絵皿、マジョルカと呼ばれている水彩絵付けなどをカリキュラムに従って学びます。
レリーフタイル(スペインではクエンカタイルと呼びます)は希望者のみになります。
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レギュラークラス カリキュラム
初級クラス
初級 #01
コースター(絵付け体験作品)
サイズ:10 × 10cm / 7 × 7cm、1枚
鉛筆で描いた輪郭線の内側にスポイトと筆を使って釉薬を流し込むクエルダセカ技法の基本を#01と#02で学びます。デザインは体験用30点から自由に選択。
コースター(体験作品)
初級 #02
ミニタイル(絵付け体験作品)
サイズ:5 × 5cm / 3 × 3cm、1枚
鉛筆で描いた輪郭線の内側にスポイトと筆を使って釉薬を流し込むクエルダセカ技法の基本を#01と#02で学びます。デザインは体験用30点から自由に選択。
ミニタイル(体験作品)
初級 #03
サイズ:10 × 20cm、1枚
撹拌した釉薬をスポイトに吸い上げ指の圧力を調節しながら左右に動かして均等な厚さに流し込む練習です。概ね出来るようになったら濃淡二色ぼかしのテクニックを習得しましょう。
デザインは和洋どちらかを選択。
花
初級 #04
ピクセルアート
サイズ:10 × 10cm、1枚
4㎜幅の線を縦横に引いて18×18個の枡目を作り、角が丸くならないように少し薄めの釉薬を筆で数回に分けて入れていきます。
デザインは6種類から選択。
ピクセルアート
初級 #05
ハワイアンキルト文様
サイズ:10 × 10cm、1枚
基本のクエルダセカ技法の最後の課題は対称的な図案と二色使いです。
デザインは複雑なものも含め15種類から選択。
ハワイアンキルト文様
初級 #06
トリベット
サイズ:15 × 15cm、1枚
初めての15cmタイルです。仕上がりまで少し長くかかりますがコルク板を加工してトリベット(鍋敷き)にも出来ますし、市販の額に入れて飾れる作品第一号です。
基本で学んだ釉薬の撹拌と濃度調節のこつ、スポイトの圧力と角度、筆の使い方、色のぼかし方などを応用して、細い線や小さな丸、面積の広い部分を丁寧に仕上げる練習です。
デザインは10種類から選択。
※マハロでは継続1年目の生徒さんに15cmタイル用木製スタンド額縁をプレゼントしています!
トリベット
初級 #07
組みタイル
サイズ:10 × 10cm、2〜4枚
初級クラスの最後は組みタイルです。2枚あるいは4枚を選択出来ます。ポイントになる動物は犬や小鳥などお好きな生き物に、あるいは別の種類の花に差し替えてもかまいません。サンプル図案から選べますが自分なりの工夫をして個性的な下絵を作ってみましょう。
隣り合うタイルの絵柄がつながるように下絵のトレースから釉薬を入れるまで丁寧に仕上げることが課題です。
組みタイルのパズル
中級クラス
中級 #01
四季の創作図案
サイズ:10 × 10cm、1枚
中級には下絵の図案創作が四つあります。最初の課題は四季。釉薬を綺麗に入れられる㍉幅の限界を考慮しながら、クリスマス、お正月、母の日、果物や草花などを自由に描いてみてください。絵を描くのが苦手な方は工房に沢山ある図案をそのまま、あるいはアレンジして使えます。
四季の創作図案
中級 #02
人物
サイズ:10 × 20cm、1枚
人物の肌を滑らかに仕上げるスポイトの使い方を学びます。背景の雲、草の縦線、木の葉の点描などを習得しつつ、自分なりのデザインアレンジを積極的に行ってください。顔の部位のみオイル技法を使用します。
デザインは3種類から選択。
人物
中級 #03
イスラムの幾何学文様
サイズ:15 × 15cm、1枚
中央の星の周囲に結晶のような花弁形を放射状に配した図案をロゼットあるいはイスラムロゼットと言います。調和のとれた対称的なロゼットや他の図形で平面を分割しバリエーションを展開させ、あまねく存在する中心や無限性といった概念を表現しているのがイスラムの幾何学文様です。それを完成させる役割で図形の内側を草花唐草(アラベスク)で埋め尽くしている文様も多く見られます。幾何学構造を作るためにはコンパスや定規、方眼型紙などを用いますが課題の図案として捉えるために手順を省き下絵はトレースして使用します。見本は3回対称の等辺六角形を伴う12回対称と8回対称のロゼットです。
より簡単なデザインも含め3種類から選択。
イスラムの幾何学文様
中級 #04
文字とデザインの組み合わせ Ⅰ
サイズ:10 × 5cm、2枚
下絵の図案を創作。
幅5㎝×10㎝の小さな長方形の縦横はどちらでもかまいません。
タイルカットは任意。
文字とデザインの組み合わせⅠ
中級 #05
文字とデザインの組み合わせ Ⅱ
サイズ:10 × 20cm、1枚
下絵の図案を創作。
広い背景部分をむらなく仕上げるコツを学びます。制作は任意。
(鉄製フレームは別注文でタイルに付属されてはいません)
文字とデザインの組み合わせⅡ
中級 #06
オイルで描くクエルダセカ技法
サイズ:10 × 10cm、1枚
得意な方は下絵の図案を創作してください。#02の人物の顔に少しだけ使ったオイル技法で線描きをすべて仕上げます。とろんとした黒いオイルを筆に取り輪郭線を均一に描くのは簡単ではありませんが、鉛筆線よりも油分が強いので釉薬を簡単に流し入れることが出来ます。焼成後に白く焼き残る鉛筆線と違って黒オイルだと絵全体がくっきりと締まった仕上がりにもなります。
オイルで描くクエルダセカ技法
中級 #07
水彩絵付け・マジョリカタイル
サイズ:15 × 15cm、1枚
17世紀にマジョルカ島を経由してイタリアに輸出されたスペイン製陶器類はその後マジョルカ、マジョリカ、マヨルカなどと呼ばれてイタリア全土に流通するようになりました。イタリアの窯業地が独自に発展させた、テラコッタ素地に白い錫釉を掛けて焼成し顔料で絵付けをする釉上彩技法が完成しイタリア製陶器類はヨーロッパ各地に伝播され「マジョリカ」という総称が一般的に用いられるようになったのです。 デザインは2種類からの選択。フルーツかケーキの皿の縁部分に各自オリジナルの柄をパウンシング※で転写し水で溶いた顔料で水彩絵付け(釉下彩※)を施す体験版。正規の水彩絵付けは希望者のみ。
※パウンシング(pouncing) 薄紙に描いたデザインの輪郭線に沿って針で穴を開け、その紙をタイル表面にあてがい木炭の微粉末を振ってデザインを写す方法で、何世紀にも渡ってタペストリー、フレスコ画、陶器などの一般的な転写に使われてきた手法。
※釉下彩→上級#06を参照
水彩絵付け・マジョリカタイル
中級 #08
建物 カサ・バトリョを描く
サイズ:15 × 15cm、1枚
アントニ・ガウディ(1852-1926)がバルセロナにのこした住宅建築のなかでも徹底したデザインと装飾を誇るカサ・バトリョ(1904-1906)を描く課題です。ドラゴンの背中を想起させる屋根やダブル十字の塔、ファサードには釉薬を掛けた陶土の円盤をアクセントに白、茶、青、紫、緑など色とりどりの砕いたタイルとガラスをはめ込んであります。
ガウディ建築のシンボルとも言える破砕タイル(Trencadisトレンカディス)を点描で表現、うねる屋根瓦の枡目は下絵の線描きの丁寧さがそのまま仕上がりに繋がります。部分的にオイルも使用。
建物 カサ・バトリョを描く
中級 #09
明治時代の和製タイル 瀬戸本業敷瓦
サイズ:15 × 15cm、1枚
1807年、江戸後期の瀬戸の陶工(磁祖 加藤民吉)が有田で学んだ磁器の製法を瀬戸に持ち帰ったことにより、磁器を新製焼き、従来の陶器を本業焼きと呼んで区別するようになって以降は新製ばかりが盛んになり本業は衰退、それまで90年以上も続けてきた絵瀬戸本業敷瓦の存続が危うくなる時期もありました。しかし転写に依る量産が可能になった明治初期に運良く息を吹き返したことで、その後は本業タイルと呼ばれて流行り本格的なタイル張り時代の先駆けとなりました。銭湯の壁絵タイルが始まった明治45年(大正元年)のひと昔前の時代の和製染め付けタイル、瀬戸本業染付敷瓦をクエルダセカで表現します。
デザインは3種類から選択。
明治時代の和製タイル 瀬戸本業敷瓦
中級 #010
英国19世紀の草花文様
サイズ:15 × 15cm、1枚
幕末から明治にかけて外人居留地の異人館や洋風建築の装飾建材として初めて日本に輸入された近代タイルの殆どが英国からでした。64年間(1837~1901)のビクトリア時代はタイルの隆盛期であり、粉末圧縮法や転写など量産技術の進歩が目覚ましく各国に向けて大量に輸出されていたのです。デザインのカテゴリーは自然主義、ネオゴシック、オリエンタリズム、アーツ・アンド・クラフツの四つ、それに反古典主義のロマン主義も加わり、レリーフ、チューブライニング、複雑な多彩銅板転写、ウィリアム・ド・モーガンを代表とする手描きなど、多種多様な技術を駆使して競うようにタイルが制作された時代でした。
デザインはウィリアム・ド・モーガンの薔薇格子と山本正之氏コレクションの多彩銅板転写文様をクエルダセカ用にアレンジした2種類から選択。
英国19世紀の草花文様
上級クラス
上級 #01
イスラムの唐草文様・アラベスク
サイズ:15 × 15cm、1枚 / 10 × 10cm、2〜5枚
イスラムのもう一つの装飾文様アラベスクは理想化された植物、唐草、花や蕾などによって有機的生命のリズムを表します。楽園の庭を想起させながら幾何学パターンを補完するためにあるといわれ、時代や地域によっても様式が大きく異なります。普遍的な生命サイクルのシンボルとして多くのアラベスクモチーフの基本となる渦巻き形はイスラム文明の中心的存在であるアラビア文字と共に使用されることが少なくありません。
デザインはあまり複雑でないアラベスクとアラビア文字の組み合わせ2種類から組みタイルあるいは一枚物を選択。
イスラムの唐草文様・アラベスク
上級 #02
オイルで描くイズニックタイル・トルコの伝統的草花文様
サイズ:15 × 15cm、1枚
窯業地イズニックで開発された鮮やかなトマト赤が絵付けに使えるようになった16世紀はオスマントルコ帝国の絶頂期でした。緻密で精巧な文様のタイルパネルが数多く作られ17世紀初頭にはピンクやエメラルドグリーンといった発色も可能になったのです。イズニックタイルは後のビクトリア時代に英国で活躍したウィリアム・ド・モーガンのデザインにも多大な影響を与えました。華やかな赤とターコイズブルー、藍色、緑を使って古典的な草花文様を描く課題です。
オイルで描くイズニックタイル・トルコの伝統的草花文様
上級 #03
創作図案
サイズ:15 × 15cm / 10 × 20cm、1枚
創作や絵が苦手な方は工房に沢山ある図案をそのまま或いはアレンジしてお使いください。見本はスペイン国立考古学博物館に収蔵されている西ゴート族の装身具です。柘榴石などをはめ込んだブロンズ製の留め金具を本からコピーしてクエルダセカ用に下絵を作り金彩を施して再現してみました。(金彩は任意)
創作図案
上級 #04
チューブライニング Ⅰ
サイズ:10 × 10cm、1枚
ビクトリアンタイルとはビクトリア時代(1837~1901)を中心に英国で生産された様々な技法のタイルの総称です。湿式や銅板転写などの機械による量産が可能になり、金型レリーフ、チューブライニング、昔ながらの手描き水彩など多種多様な技法のタイルが作られ新しい装飾表現として積極的に住宅デザインに用いられました。油に化粧泥(エンゴーベ)を混ぜ合わせたゆるいクリームを小さな穴から絞り出して輪郭線を描くチューブライニング技法は単独であるいはレリーフタイルと組み合わせて使われることが多かったようです。
エンゴーベで描く輪郭線の失敗が目立たないようにナデシコの花をアレンジした簡単な図案です。
チューブライニングⅠ
上級 #05
時計盤あるいは箸置、アロマストーン、お香立て等
サイズ:15 × 15cm / 20 × 20cm、1枚
時計盤を選択の場合、得意な方は図案の創作、苦手な方は工房に沢山ある図案をアレンジしてお使いください。お香立ては円形、三角、六角、箸置きは数種類から選べます。アロマストーンは市販品になります。
時計盤あるいは箸置、アロマストーン、お香立て等
上級 #06
シリアの藍彩草花文様
サイズ:15 × 15cm、1枚
窯業地の地名からダマスカスと呼ばれるシリアのタイルはトルコのイズニックタイルの影響を受けクエルダセカあるいは釉下彩※で16~17世紀に盛んに生産されました。イズニックの図柄のパターンに似ているのに控えめな印象を受けるのは色使いのせいかもしれません。白地に水や空を表す青、藍色、ターコイズブルーを、あるいはそれに神聖なオリーブ色や緑を使う絵付けが多く見受けられます。 伝統的な白地藍彩六角草花文様からクエルダセカにおこしやすい柄を選びました。
※釉下彩(水彩絵付け) 錫釉を掛けて白く化粧を施した素地に(化粧は施さない場合も有り)パウンシング(中級#07を参照)でモチーフを写し水で溶いた顔料で絵付けをし(更に透明釉を掛ける場合も有り)焼成する技法。下絵付けとも言う。
シリアの藍彩草花文様
上級 #07
中絵皿
サイズ:16cm、1枚
デザインは柑橘類と花、幾何学文様など数種類から選択できます。クエルダセカ技法ではなく水彩絵付けでも構いません。得意な方は図案を創作しましょう。
中絵皿
上級 #08
チューブライニング Ⅱ
サイズ:15 × 15cm、1枚
油と化粧泥(エンゴーベ)を混ぜ合わせたゆるいクリームで輪郭線を描き透明度のある釉薬で線の内側を埋めていくチューブライニング技法の2回目です。指先の圧力で線の細さを調節しながら一気に描くと失敗しません。
デザインは徳川時代初期のザクロ金唐草文様、あるいはビクトリア時代風の百合、アイリス、水仙、チューリップから選択。
チューブライニングⅡ
上級 #09
一輪挿し花瓶あるいは中絵皿(12cm)
皿あるいは円柱などの簡単な立体が課題です。皿は鉛筆線描きでも大丈夫ですが立体物は釉薬を入れている最中に流れる事があるので失敗の少ないオイル描きをおすすめしています。中級で正規の水彩絵付け経験のある方でしたら水彩も良いでしょう。中絵皿は壁掛け紐用に穴があります。
一輪挿し花瓶あるいは中絵皿(120)㎜
上級 #10
ウィリアム・ド・モーガンを描く
サイズ:15 × 15cm、1枚
親交の深かったウィリアム・モリスと共に19世紀後半のアーツ・アンド・クラフツ運動の中心の一人として活躍した彼は陶芸分野のクラフツマン的存在であり、生涯にわたってタイルを主とした陶器類のデザインと制作に多大な力を注ぎました。ペルシャ陶器やオスマン朝イズニックタイルの影響を受けた植物文様が知られています。
デザインはパルメット柄のチャタートンあるいはカーネーションから選択。
※アーツ・アンド・クラフツ運動 工業生産力による経済的な頂点を極めたビクトリア時代のイギリスに於いて機械文明を批判し中世からの手工芸品との結びつきを理想とする生活を唱えたウィリアム・モリスを創始者とする美術運動。
ウィリアム・ド・モーガンを描く
上級 #11
大絵皿(27cm)や小鉢など立体
制作は任意です。制作を希望しない方は#12の創作図案の組みタイルに進んでください。
丸大皿、縁付き角皿、小鉢、八角形タイルなどを用意しています。大皿や角皿、小鉢は水彩絵付けを施せば食器として使用できます。 
チューブライニングⅡ
上級 #12
創作図案の組みタイル
サイズ:選択
好みのサイズを二枚以上使用してオリジナルデザインの組みタイルを描く課題です。鉛筆線、オイル、チューブライニング、水彩などを混合しても構いません。タイルの継ぎ目を考慮しながら図案を構成することが大切。
創作図案の組みタイル

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